ひめゆりを知る10冊

ひめゆり平和祈念資料館ガイドブック 展示と証言

【著者】 ひめゆり平和祈念資料館
【発行年】 2023年(初版)
【出版者】沖縄県女師・一高女ひめゆり平和祈念財団
 2021年4月にリニューアルした常設展示の内容をまとめた一冊。第4展示室の大型証言本の証言(戦争体験記)が全て掲載されている。写真やイラストをふんだんに使い、視覚的にもわかりやすい構成で、ひめゆり学徒隊の沖縄戦体験の全体像をつかむことができる。

ひめゆりの塔をめぐる人々の手記 角川ソフィア文庫

【著者】 仲宗根政善
【発行年】 1995年
【出版社】 角川書店
 ひめゆり学徒隊の引率教師だった仲宗根政善が、自身の体験とひめゆりの生存者の手記を織り交ぜてまとめた本。ひめゆり学徒隊の当事者が刊行した初めての本で、1951(昭和26)年の初版刊行以来、改題・改版を重ねて出版され、長く読み継がれてきた。

ひめゆりの塔 学徒隊長の手記

【著者】 西平英夫
【発行年】 2015年(第3版)
【出版社】 雄山閣
 ひめゆり学徒隊の総責任者だった引率教師の西平英夫がまとめた本。総責任者の立場から書かれており、学校や陸軍病院の組織としての動向などがよく理解できる。

墓碑銘ー亡き師・亡き友に捧ぐー

【著者】 ひめゆり平和祈念資料館
【発行年】 2014年(改訂8版)
【出版者】沖縄県女師・一高女ひめゆり平和祈念財団
 亡きひめゆり学友一人ひとりの顔写真や、生前の人柄、戦場での最期の様子などをまとめた本。資料館建設にあたり、戦争を生き残った学友たちの手によって制作された。

私のひめゆり戦記

【著者】 宮良ルリ
【発行年】 1986年
【出版社】 ニライ社
 ひめゆり学徒隊生存者の本。著者は、ひめゆりの塔の前にある伊原第三外科壕から生き残った5人の生徒のうちのひとり。生まれ育った石垣島での生活や戦争前の学校の様子、沖縄陸軍病院への動員、沖縄戦を経て帰郷するまでがつづられている。

ひめゆりの沖縄戦ー少女は嵐のなかを生きた 岩波ジュニア新書 

著者】 伊波園子
【発行年】 1992年
【出版社】 岩波書店
 ひめゆり学徒隊生存者の本。沖縄県立第三高等女学校から師範学校に進んだ著者が、沖縄戦で陸軍病院に動員され、荒崎海岸で収容されるまでが記されている。著者は荒崎海岸で米軍の乱射を受け、足に重傷を負った。

ひめゆりの少女 十六歳の戦場

【著者】 宮城喜久子
【発行年】 1995年
【出版社】 高文研
 ひめゆり学徒隊生存者の本。沖縄戦当時、沖縄県立第一高等女学校4年生だった著者が、沖縄戦で第三十二軍司令部経理部に動員され、荒崎海岸で収容されるまでが書かれている。著者が一緒に行動していた学友7人と引率教師1人は、荒崎海岸で手榴弾自決をした。

沖縄戦の全学徒隊 ひめゆり平和祈念資料館 資料集4

【著者】 ひめゆり平和祈念資料館
【発行年】 2024年(第4版)
【出版者】 ひめゆり平和祈念資料館
  沖縄戦で生徒が日本軍に動員された21の全ての男女中等学校・師範学校をとりあげた本。各学徒隊の沖縄戦中の動向を、地図なども使って説明している。各校生徒の証言も掲載され、沖縄戦の学徒隊の全体像をつかむことができる。

母と子で見るひめゆりの乙女たち

【著者】 朝日新聞東京本社企画部
【発行年】 1983年
【出版社】 草土文化社
 全国の主要都市で開催され大きな反響を呼んだ「ひめゆりの乙女たち」展の内容をまとめた一冊。学徒生存者の戦後についても取り上げている。

戦後70年特別展 ひめゆり学徒隊の引率教師たち 図録

【著者】 ひめゆり平和祈念資料館
【発行年】 2016年
【出版者】 ひめゆり平和祈念資料館
 ひめゆり学徒隊の引率教師たちに焦点を当てた企画展の図録。戦争へと向かう当時の社会のなかで、教師たちがどのように振る舞ったのかを具体的にとりあげている。戦場で引率した生徒たちの死とどのように向き合ったのか、教師の戦後も紹介する。

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